珈琲
突然だが、俺は珈琲が大好きだ。
自分の意思で飲み物を買い始めた高校生の頃くらいはもちろんブラックなんか飲めなかったので、甘い甘い雪印コーヒーを飲んでいた。
コレね。
もしくは高校の自販機で売っていたOHAYO乳業の「紅茶&りんご」だ。
あぁ、懐かしい。当時とちょっとジャケが違う気がするが、、、
これは本当に狂ったように飲んでいた。
大阪で紅茶&りんごの話をしてもいまいちピンとこない人が多い。
知ってる人と話がしたいものである。
速攻で脱線しかけたが、話を珈琲に戻そう。
高校を卒業して大阪で一人暮らしを始めた頃、マンションの中にあったサントリーの自販機ではコレを買っていた。
今となっては考えられない程甘い。
てか珈琲というかカフェオレだ。
そしてある日、いつものように自販機でカフェオレを買おうと思ったら売り切れているではないか。
悩みに悩んだ挙げ句、隣にいたコイツに手を出した。
ん?あれ?美味しい。
もちろんBOSSの地中海ブレンドも十分甘いのだ。
ただ、今までの珈琲の中では最も珈琲に近いものだった。
そして大学生大賀友皓は様々な珈琲に手を出し始めるのであった。
それでもブラックには手を出さなかった。
いや、出せなかったのである。
おれとブラックコーヒーとの出会いは2007年冬。
いつも通り加糖ミルクコーヒーを飲んでいると、突然具合が悪くなり嘔吐したのだ。
それ以来、珈琲とは疎遠になった。
所謂「別れ」だ。
俺と珈琲は別々の道を歩み始めた。
俺は珈琲以外の飲み物との道を、珈琲は俺以外の人との道を。
正直飲みたかった。
俺は珈琲を忘れられなかった。
それでも思い出さないように紅茶やお茶を飲んでいた。
だがそれも我慢の限界だった。
「また同じ過ちを繰り返すのか?」
『いや、好きなものは飲んでしまえよ』
悪魔と天使の声が脳内再生されていた。
そんな時ふと見ていたテレビからこんなCMが流れてきた。
※大事なキャッチフレーズ無しのバージョンです。
Deep PurpleのBLACK NIGHTのイントロと印象的なキャッチフレーズ。
ー原材料、コーヒー。以上。ー
し、渋っ!!!!!!
このCMに感化され、自販機でUCCのブラックを購入。
久しぶりの珈琲、、、
どうなんやろうか、、、
美味しくないよな、、、
甘くないんやもんな、、、
不安に駆られながらも若干高揚しつつ缶のプルタブを開ける。
そして一口。
う、うんまぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
珈琲んまぁぁぁぁ!ブラックんまぁぁぁぁぁ!!!
それ以来加糖珈琲は飲めなくなり、ブラック派になったのである。
お茶感覚でガブガブ飲んでしまい、胃を荒らしお医者さんに怒られたりもしつつ
今も珈琲と仲良く人生を歩んでいる。
そしてここにきてどのコンビニでも美味しいドリップ珈琲が買える時代になった為に
やっぱり、ついつい、飲み過ぎてしまうのである。
胃の事も気遣いながら、素敵な珈琲ライフを送ろうと思っている。
ありがとうございました。
※歌詞を書いてて頭がパンクしてしまい、思いつくままに駄文を弄すりたくてこのような事になってしまいました。
深くお詫び申し上げます。
※この物語はノンフィクションです。実在の人物・団体・地名・商品名をがっつり使っております。
楽曲制作頑張ります!!!!!笑