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-Brightest UK/EU Tour Life-

めちゃくちゃ遅くなったけどUK/EUツアーブログスタートです。
今回も当たり前のように長いです(笑)
少しでもあっちの空気感が伝われば幸いです。

 

2018.04.16(Mon) -04/17(Tue) 移動
昼くらいの便でまず関空から成田空港へ。
ここで今回のツアーでカメラマンとして同行してくれるRNRのヨースケと合流。
夜の22:00発の便でまずはドーハへ。
およそ12時間の空の旅。
到着すると現地時間は朝の4時。
もうこの辺で時間の感覚は訳が分からなくなり始める。
早朝で人も少なく、お店も全然空いていない。
かろうじて見つけたカフェでアイスコーヒーをオーダーするも、激まず。
こんな風に作る方が難しいやろ。
とブーブー言うてる間に次の搭乗時間に。
俺は手荷物の検査をされたが、どうやら全員ではないようだ。
怪しい人だけチェックしてるっぽい。
納得いかんなぁ。

 

ドーハからロンドンまで7時間。
日付的には翌日の12:00にロンドンに着。
入国審査が厳しいと聞いていたので構えていたが、拍子抜けするくらいあっさり入国。

ソワソワしながら外に出るとDarkoのKarlを発見。
(デカいし髭伸び過ぎやから遠目でもすぐ分かる)

うおぉぉぉい!カールゥゥ!!と声をかけると

「フゥアッハッハッ!トモ!ウェルカムトゥロンドン!」

と抱きしめられてめちゃくちゃ安心した。

とにかく無事入国出来て一安心。

それからKarlの家に招待してもらった。
夕方までここでゆっくりしてくれとのこと。

ちょっと待て、めちゃくちゃでけぇ一軒家じゃ!
庭もでけぇ!!バーベキューできるが!

ジャパニーズが大興奮していると、豪華なベジフードでもてなしてくれた。
(ベジタリアンのくせに何でそんなに身体がでけぇんじゃ。ていうか何でそんなに金持っとんな。。絶対なんか悪いことしとるわ。。)

 

シャワーも借りてサッパリ。
ありがとうKarl。

それからDarkoのRobの家に移動。
Karlとは一旦ここでお別れ。また明日な。
Robの家は合計5人(+犬1匹)でルームシェアしていて、スタジオも併設してある素晴らしい環境だった。
こちらも大きな庭があって、そこで愛犬のRioと遊びながらまったり。

明日から使う機材とマーチのチェック。
俺はKarlのベース、エフェクター類、アンプを借りた。

おぉ、全然大丈夫。ええ感じy、、、、

 

 

 

ベースのハードケースを開けた瞬間に辺りを激臭が襲った。
汗?アンモニア?嗅いだ事のない激臭。
とにかく臭い。強烈だ。
ケースも臭いし、ベース本体も臭い。
ストラップは少し触っただけで臭いが取れない程だ。

ごめんKarl。
さすがにコレは使えないわ。。。

Robの家にSquierのプレベがあったのでそれを使用する事に。

ヒロシはRobのギターを借りたのだが、ストラップが尋常ではないくらいダサいファイヤーパターンだった(爆)

今日はとりあえずゆっくり寝て、明日からのツアーに備えよう。

おやすみなさい。

 

 

2018.04.18(Wed) THE EDGE OF THE WEDGE / Portsmouth UK

今日はPortsmouthでライブ。
Robの家から車で1時間くらい。
機材を積んでいざ出発。
今回のバンはDarkoの機材車。
一見、A WILHELM SCREAMの機材車感(笑)

最初は順調に進んでいたが、途中でRobが車を停めて誰かと電話をしている。
どうやらタイヤの調子が悪いみたいだ。
途中で車屋に寄って点検してもらうと、バースト寸前だったらしい。
タイヤの針金のようなものが既に飛び出していた。
危なかった。
Robが気付かず進んでいたら大変な事になっていたかもしれない。
タイヤを交換して再出発した。

Portsmouthのライブハウスに到着。
爆音がダダ漏れ(笑)
大丈夫かコレ(笑)

着いてすぐに食事を振る舞ってくれた。
ペンネにトマトソースをかけたやつ。
美味しかった。

オープンまで時間があったので近くのコンビニのようなお店でエナジードリンクとスニッカーズを買った。
店先で俺よりも若そうな割と小綺麗な男がチップをねだってきた。

「朝から何も食べてないんだー。チップかそれをくれよ。」

いや、家帰れよと。笑
ただの家出やろ。笑

そんなこんなで気が付いたらもうライブスタート。
Karlが来たので、ベース臭過ぎ事件を嬉しそうにRobがみんなに説明している。
ごめんな、Karl。と伝えると、
「マザファカー!」と言われた(笑)
SOMBULANCEのドラムはALMEIDAのメガネのやつ(あいつ名前なんなんやろ?笑)で、そんなに久しぶりではない再会を果たした(笑)
START AT ZERO、REBUKEはRNRで来日しているのでヨースケと再会しただけでとんでもないグルーヴを出していた(笑)
各地、ヨースケのおかげで色々なバンドと仲良くなれたなぁ。
ありがたい。

ど平日ながら徐々にお客さんも増えてきて最後は俺ら。
ジャパニーズバンドどんなもんやって顔で最初は見られていたが、曲をやるうちにほぐれてきて最終的には超ウェルカムな感じに(笑)
ワンモアも貰ってRevelationでフィニッシュ。
あざした。

終演後は驚くべきスピードで機材搬出。
帰りにマクドナルドに寄ってもらった。
でかいタッチパネルのようなものでメニューを選んでいくスタイル。
俺はビッグマックをオーダー。
ビッグマックだった。

ていうか夜のマクドナルドはガラが悪い。
客はもちろん、店員もみんな手首までタトゥーが入ってて、地べたに座り込んで作業をしている。
ていうかマクドナルドで地べたに座り込んでする作業って何?笑

Robの家に帰ってきて就寝。
とりあえず今日もゆっくり寝れそうだ。

ありがとう、Portsmouth。

 

 

2018.04.19(Thu) NEW CROSS INN / London UK

朝起きるとRobがモーニングを作ってくれていた。

今日はロンドン。
こちらもRobの家から車で1時間程。
途中Karlがやってる車の整備工場のようなガレージに行って車の点検をしてもらった。
良かった、Karlちゃんと働いてた。

小一時間程待って、出発。

リハも無かったので到着してからロンドンでREBUKEとランチ。
散々連れ回された挙句到着したのはベジバーガーショップ。
Robはベジタリアン。というかみんなベジタリアン。
ベジタリアンやけど、肉の味は好きなんやなぁ。
不思議。

会場に戻るとトップのFASTFADEというバンドがサウンドチェックをしていた。
いかにも若そうなバンド。
恐らく20歳前後くらい。
俺らのライブでもめちゃくちゃ暴れてたので、
さながら日本のLASTENDのような位置付けなのだろうか(笑)

Rob 「今度日本から俺たちがすごくお世話になってるwaterweedってバンドがツアーで来るんやけどな。」

若手「え!マジすか!waterweed来英すか!激熱っすね!」

Rob「おぉ、waterweed知ってんねや。で、そのツアーのLondon編をNEW CROSS INNでやる予定なんやけどな、お前らどうかなーと思てんねや。」

若手「マジすか!絶対出たいっす!俺らにやらせてください!」

Rob「おぉ、やってくれるか。ほな頼むさかいに。おーきに。ぼちぼちでんな。」

若手「押忍!」

 

こんなやり取りがあったんかなーとか1人で想像していた(笑)

 

音楽的にはアホなBLINK182のような(笑)
勢い重視っす!押忍!
みたいな(笑)

でも若くしてこんな状況でライブが出来て、ええ環境やなーと思った。
続けてたらきっと色んな成長を遂げて大きなバンドになるのだろう。

 

今日は昨日に引き続きスウェーデンのREBUKEも一緒。
ギターのOlleが昨日のPortsmouthでシャツを買ってくれた。
ちなみにこいつはそれから4日間このTeeで過ごしていた(爆)

一際デカいバンで現れたのはオランダのAntillectual。

2000年からやってるベテラン。
日本でもFAST LIFEやWATERSLIDEからリリースされてたりもあって、曲も聞いていたし楽しみにしていたバンド。

唯一のバックドロップ持ち込みの、サウンドマン乗り込み、運転手、マーチガイもいるビッグバンド。

ライブも圧巻だった。

でもこの日はベルギーのFOREVER UNCLEANというバンドに鷲掴みにされた。

ドラムはREBUKEでも叩いているLeo。
REBUKEのようにビートの速いバンドでは無いのでLeoのドラムの良さが際立っていた。
バラエティ豊かで気持ちの良いビート。
ベースのTroelsもイケメンでナイスキャラ。
ギターボーカルのLasseはしゃがれた声で甘酸っぱいメロディーを歌い上げていた。
The Flatliners、GnarwolvesやThe Menzingersライクなバンドで個人的に大好物だった。

素晴らしい対バンに恵まれてトリは俺ら。
初っ端からFASTFADE(LASTEND)が大盛り上がり。
他にも曲を知ってくれてる雰囲気の人が沢山いた。
有難い。
MCでダメ元で「日本語分かる人いる?」と日本語で聞いてみたら手を挙げている人がいた。
すぐさまステージに呼んでMCを手伝ってもらった。
聞くとTHRHのリョーヘイくんの後輩で、日本からUKに仕事で来ているとのこと。
リョーヘイくんの友達の日本のバンドが来るって事で遊びに来てくれていたらしい。

た、助かるーーーー!
リョーヘイくんありがとーーー!!

 

名前はナオ。
後々発覚したけど、同い年だった。
日本でもバンドをやっていたらしく、今後帰国する予定らしいので帰ったら沢山お礼しよう。

 

ライブが終わり、機材を片付けてからフロアを見渡すと色んなおじさんがwaterweedのシャツを着てくれていた(笑)

このおじさんはREBUKEのOlleとPetterのお父さん(笑)

すなわち親子で同じジャパニーズバンドのシャツを着ている図(笑)
ていうかOlleとPetterが兄弟ってのも後々知った(笑)

REBUKEのPhilip、FOREVER UNCLEANのTroelsとベーシスト3ショット。

彼はwaterweedのライブを見るのを7年待ったって言うてた。

ごめんな、お待たせ。

UK2日目も最高に楽しかった。
明日はいよいよManchester Punk Festival。

ありがとう、London。

 

 

 

2018.04.20(Fri) Manchester Punk Festival
Robの家からManchesterまで4時間。
念の為早めに出発した。
すると途中でRobが、またしても車の不調を訴えた。
今度はエンジン系。確かに少しガス臭い。
昨日のKarlの点検何やったん?笑

Manchesterに着いてから車屋を探して見てもらった。
すると、UK内を運転するくらいなら大丈夫だが、このままロングドライブでヨーロッパをツアーをするのは危険だと言われた。

なんという、、waterweedの車運の無さはUKにまで、、、

Guildfordに帰ってからしっかり修理することになった。
まぁ、とりあえずMPF楽しもうぜRob!

 

Manchester Punk FestivalはManchesterのライブハウスを4つとバーを使った所謂サーキットイベントで、かなり早い段階でソールドアウトしていたビッグイベント。
どのライブハウスも400-500キャパくらいの大箱。
1箇所だけ縦長にした新神楽くらいのサイズの会場もあった。

カフェでコーヒーを飲んでいると知らない外国人に「Are you waterweed?」
と聞かれ、「Yes!」と応えると、リストバンドとスタッフパス、そして現金のギャラをいきなり渡された。
日本人ってだけでそんな簡単に信じていいん?笑

オープンまでしばらく時間があったのでそのままカフェでまったりしていると、俺の斜め前の席にただならぬオーラの2人組が着席した。
うーん、なんか見たことあるようなないような・・・。
するとヨースケがこう言った。

「あれってTriviumじゃないですか?」

ええ?TriviumってあのTrivium?こんなとこにいるわけないやん。

念の為TriviumのHPをチェック。

おぉ、、今日Manchesterでライブですやん。
しかもソールドアウトしてますやん。。。。

そわそわしていると、一人が俺の顔を見てニコっとした。

オォォ!!ナ、ナイストゥミーチュー!!!

と勢いで声をかけた(爆)

 

Gu, Voのキイチは日本人の母親とアメリカ人の父親のハーフで山口県生まれということもあってか
日本人の俺たちにめちゃくちゃ丁寧に接してくれた。

わし「ウ、ウィーアージャパニーズバンド、、」

キイチ「オォ、日本のどこだい?」

わし「オ、オーサカ!!」

キイチ「クール!マイドオオキニ!」

わし「ワオ!!グッドジャパニーズ!!」

キイチ「ありがとう!マンチェスターに来るのは何度目?」

わし「ジ、ジスイズアワファーストタイムトゥアー、、インユーーケー!!」

キイチ「オォ、クール!ショウは何時から?」

わし「エ、エイトオクロック!」

キイチ「そうか、残念ながらショウは見れないな。良かったら終わってから見においでよ」

わし「リ、リアリーー???バット、ユアショウイズソールドアウト!!」

キイチ「ノープロブレムさ、俺が招待するからインスタのメッセージで名前を送ってくれるかい?」

わし「セ、セ、セ、センキューソーマッチ!!!」

 

という流れでトントン拍子で俺たちは今日ManchesterでTriviumのライブを観れることになった(笑)

よく見るとゲストバンドがCODE ORANGE, POWER TRIP, VENOM PRISONと超豪華。
時間的に最後のTriviumしか見れなさそうだが、楽しみだ。

オープン前にまずはwaterweedがやる会場を見に行った。

Rebellionという会場でキャパは450らしい。
中々でかい(笑)

ステージマネージャーのLeeという男がフロアを案内してくれた。
こいつがとてもナイスガイで、とても良くしてくれた。

HOT WATER MUSICのシャツ着てる時点で大好き(笑)

 

俺らの出番まではまだまだ時間があるのでとりあえず各会場を見に行こうってことになり、まずはTHE BREAD SHEDという会場へ。
すると入り口付近でマイクとカメラを持ったおじさんとおばさんに声をかけられた。

YouTubeにアップするコメント動画を撮りたいとの事だったので、必死の英語で何とか乗り切った。
果たして使われているのだろうか(笑)

THE BREAD SHEDでREBUKEのライブを観て、近くを散策していると日本食レストランを発見。

オオオオオオオォォ!!!!

一同、問答無用で入店。

日本食というよりは中華料理屋っぽい雰囲気(店員が全員中国人)だが、この際何でも良い。
米を食わせてくれ!!!!

って事で意気揚々とカツカレーをチョイス&オーダーしたものの、出てきたカレーの味が完全に「カレーせんべい」と一致。
カレーせんべい潰して煮込んだんか?っていうくらいカレーせんべい。
逆にレシピが気になるわい!

ちなみにヨースケが頼んだ「チキンラーメン」は鶏肉が浮いているだけの無味ラーメンだった。

一同肩を落として退店。

何ちゅう店や、、、店名しっかり覚えといたろ!と思い、改めて看板を見てみると

Japanese Restaurant “UMAMI”

やかましわ!!!笑
どの顔下げて旨味じゃボケ!!
ソレだけはどれだけ探しても見当たらんかったわ!!

 

とツッコミを入れつつ、DarkoのRobがサポートでギターを弾くというDRONESのライブを観にGorillaという会場へ。
MPFのメインステージともあってかなりでかい。
ステージも高い。

RobはDRONESの曲を覚える為に車内でずっと曲を聴いていた。
すなわち俺たちも曲をガッツリ覚えていた為、かなり楽しめた(笑)

そしてそのまま次のAntillectualも見て、近くのスタバで休憩。

ぼちぼち機材を会場に入れるって事でRebellionに戻ると、俺らの前の出番のFIREAPPLE REDというUKの重鎮バンドがフロアをめちゃくちゃ盛り上げていた。
サウンドはDEATH BY STEREOのようなメタリックでキャッチーなハードコアパンク。

カッコ良かった。

俺たちも負けてられん。

相変わらずスロースタートな感じではあったが、1発英語でMCをしたら
ウォォォォォ!!!!と大盛り上がり(笑)

チューニング中、サッカーの応援歌っぽい替え歌にワラッウィ!ワラッウィ!ワラッウィーー!みたいな歌を乗せて歌いだす始末(笑)

最高か(笑)

最後まで凄い盛り上がりのまま終了。
ステージ袖に戻ると、Leeにめちゃくちゃ褒められた。
素直に嬉しい。
楽屋に戻る間にもめちゃくちゃ沢山の人に声をかけられて前に進めない程。
そして、物販を見ると行列が出来ている。
Robがテンパりながらも嬉しそうに対応していた(笑)

その夜も、翌日も、どこに行っても声をかけられたり、ハイタッチしてきたり、ハグされたり。
おそらく見てくれた人全員に声をかけられたのではないだろうか。
それくらい多くの人に声をかけてもらえた。
本当に嬉しい事だ。

なんて素敵な経験なんだ。

RebellionトリのDEATH BY STEREOのライブは圧巻も圧巻。
死ぬほど盛り上がっていた。
日本でも何度か彼らを見た事があるが、演奏はもちろんのこと盛り上げるのが本当に上手い。
世界で戦ってるバンドはやっぱり凄い。

そんなDEATH BY STEREOのメンバーにもめちゃくちゃチヤホヤされた(笑)

「今日のベストアクトは間違いなくwaterweedだ!」
とか
「ステッカーをくれ!新しいケースにしたからまだ何も貼ってないんだ!」
と、こいちゃんステッカーを新品のケースに貼ってくれたり(笑)

あと、「前回の来日で君たちがプレイした大阪のベニューは俺の職場だ」と伝えたらめちゃくちゃテンション上がっていた(笑)
それだけで何回ハグされたか(笑)

何だか信じられないような事の連続だった。

またどこかで一緒にやれたらいいなぁ。

 

と、ここで大事なことを思い出す。

「Triviumを観に行かなければ!!!!」

ナオが来てくれていたので(というか無理矢理誘った笑)
Uberというアプリで追跡できるタクシーのようなものを使って一緒に向かった。

Manchester Academyという会場で3000キャパくらい(爆)
ゼップより大きいくらいの会場でソールドアウト。

そして全員が大合唱。

マジでヤバカッタ。。。

大興奮のまま終了。

キイチにお礼のメッセージを送るとすぐに返事が。
本当に豆な男である。

またどこかで会えたらいいな、キイチ。

 

一方、MPFはまだ絶賛イベント中。
START AT ZEROを観にTHE BREAD SHEDへ。

この時間はTHE BREAD SHEDとZombie Shackという会場のみを使用している為、人が溢れかえっていた。
鋲ジャンモヒカンのパンクスも、スケーター風のお兄ちゃんも、何喋ってるか全く聞き取れないおっちゃんも(笑)
出演者も、出演していないバンドマンも、みんなとても楽しそう。
みんなイケてるバンドのシャツを着てる。
そんな人たちがみんな声をかけてくる(笑)
Manchester、素敵な街だ。(狂ってるけど)

外でみんなと談笑しているとThe Human ProjectのLukeと出会った。
来日をめちゃくちゃ楽しみにしてるって言ってた。

Robに今日はどこに泊まる?と聞くとすごく曖昧な感じだった。
さすがに疲れたから寝たい。。。

とりあえず車に荷物が全部入っているので取りに行きたいと伝え、Robに駐車場まで案内してもらった。

15分程歩いてやっと到着。

が、なんとそこは夜間締め切りタイプの駐車場で、入ることすら出来ないではないか。

Robも「やっちゃった」顔。

いやいや、私このちっちゃいポーチしか持ってませんよ!!!

泣く泣く駐車場を後にし、さらに歩いて会場へ戻りDEAD NECKのAndyを捕まえて彼のスタジオで雑魚寝。

寝袋も車にあったのに(笑)

まぁ明日は遊ぶだけやし、許してやろう。
とりあえず、MPF初日終了。

ありがとう、Manchester。

 

2018.04.21(Sat) Manchester Punk Festival (Day off)
最悪の目覚め(笑)
コンタクトも外せず、風呂にも入れず、着替えもない、ズタボロのままMPF2日目に。

THE BREAD SHEDでFOREVER UNCLEANが1発目ってことで観に行った。
ドラムのLeoは昨夜めちゃくちゃ泥酔していたが、今日もドラムは最高だった(笑)
グッドコンディション時の彼のドラムを見て観たいものだ(笑)

そしてGorillaでDARKO。
「俺らはUKで全然人気ないよ」とか言うてたくせにめちゃくちゃ人いっぱい。
愛されてるなぁ、うんうん。
そりゃそうだ。曲も良いしライブも良いしメンバー全員キャラも立っている。
日本でもどんどん評価されていっているし、今後が更に楽しみなバンドだ。

と言うかベースのKarlとギターのChrisに漫才をさせて一攫千金メイクマネーを狙おうと、俺とこいちゃんで日本語を必死に覚えさせている(笑)
Karlは関西弁、Chrisは岡山弁のコンビ(笑)
もしかすると今度皆さんの前に現れるのはDARKOとしてではなく
カール&クリスの方かもしれない(無い)

Zombie ShackにPMXを観に行った。
狭い会場にぎゅうぎゅう詰め。
来日ぶりに観たけどやっぱりバカテク。
みんな大盛り上がりだった。

それからRebellionに行ってDEAD NECKを観た。
ドラマーは知らないやつだったがグッドドラマーだった。
Andyはステージ上でもクールだった。
ギターはSTRIKE AGAINのTeeを着ていた。

元々ドラムを叩いていたDarkoのAndy(ややこしい笑)も観に来ていて、なんだかほっこり。

COUNTERPUNCHも観たかったが体力の限界を感じ、スタバで休憩してるうちに終わっていた。
残念。

それからぼちぼちガチヘッドライナーのPROPAGANDHIを観るためにGorillaへ移動。
すると1時間前から既に行列。
出演者パスを見せても入れず、お客さんと一緒にその列に並んだ。
RobやDEAD NECKのAndyも入れてもらえずに並んでた(笑)

並んでるうちにライブがスタート。
序盤から聴きたかった曲がガンガン音漏れで聞こえてくる。
スタートから30分程でようやく入ることができた。
入ってからは新譜のVictory Rapからが多めのセット。
新譜、あんまりやなーと思っててごめんなさい。
めちゃくちゃ良かったっす。。。
ベースアンプのトラブルで最後3曲くらいはベースレスだったが(笑)
最後はNight Letters、ベーシストToddのゴリラピンボーカルスタイルで終了。

これはこれでええもん観れました。
ご馳走様!

ちなみに、PROPAGANDHIのライブを観ている時
隣で見ていたカップルが俺の肩を叩き、iPhoneの画面を見せてきた。
Google翻訳で日本語に翻訳した文章だった。

「私はあなたのショーを昨日見ました。
あなたは本当に素晴らしいです。
英国に来てくれてありがとう。
あなたは早く戻ってくるべきです」

 

くぅぅぅぅ、、、泣けるほど嬉しいぜ。。。
でもそれくらいの文章なら英語でも分かるわ!と軽くツッコミを入れたくなったが(笑)
敢えて「ありがとう。」と日本語で答え、その後も一緒にPROPAGANDHIのライブを一緒に観た。
ヘッドライナーのライブは終わったものの、Zombie Shackではまだ爆音が鳴り響いていた(笑)

まだ帰りたくない酒クズ達で溢れかえっていた。
うんうん、分かるよ。楽しかったもんなぁ。

彼女や嫁に引っ張られながら少しずつ帰路につくバンドマン。
どの国においてもやはり女の方が強いのだ。

一方その頃、一気に肩の荷が下りたRobは酒に飲まれまくっていた(爆)
キャップ、Teeはボロクソに汚れている。
会話にならないくらい楽しんでいる(笑)

現在の時刻は深夜2:00。
俺たちは今日どこに泊まるのだ(笑)

奴らのパーティーが終わるのを待ってやっと移動することに。
MPFのオーガナイザーTreeの家にお邪魔した。
身長2メートル超え。
靴でかすぎ(笑)
左が俺、右がTree。(俺も大概でかいのだが、、、)

ありがとうTree、おやすみ。

 

2018.04.22(Sun) POP RECS / Sunderland UK

Treeの家で起床。
このツアー中唯一雨が降った。

外でタバコを吸っているとバンが到着、運転手はKarl。

あれ?Robは?と聞くと

Karlは笑いながら後部座席のドアを開けた。

そこには泥のように眠る酒クズのRobの姿が(笑)

「今日こいつは使い物にならない。俺が運転するから行こう!」と。

おいRob、しっかりせぇ(笑)

ManchesterからSunderlandまでは車でおよそ3時間。

Karlも同じようにパーティーしてて疲れてるはずやのに、ありがとう。
俺はバンに乗って瞬殺で寝たのであっという間にSunderland着(笑)

Sunderlandは今回行くUKの中で最北端。
のどかで静かな街でとても落ち着く。
昨日のManchesterとはえらい違いだ。

今日の会場はPOP RECSというカフェでのデイイベント。
対バンは昨日Manchester Punk FestivalにてBREAD SHEDの大トリを務めていたScotlandのUNIFORMSというバンド。
彼らのレコ発に混ぜてもらう形となった。
昨日深夜にManchesterでライブやって次の日違う街でデイイベントってタフ過ぎ(笑)
そして若干14歳~15歳の地元バンドSYMBIENTとの3マン。

SYMBIENTは初々しいステージ。
カウンターに座って各メンバーのパパ、ママが撮影大会。
このあとは非常にやりにくい(笑)

でも始まってすぐに、「みんな前に来て~!」と言うと最前まで来て楽しんでもらえた(笑)
Tシャツもたくさん売れた。
パパママ集団もみんな買ってくれてて、すぐ着てくれていた。
嬉しいなぁ。

そしてその時に気付いたのだが、Karlのマーチガイとしての働きが素晴らしかった。
シャツをたくさん売って、買ってない人にも自らステッカーを配りに行き

「彼らは日本からはるばる来てくれた。
SpotifyやApple Musicでも聴けるから是非チェックしてくれ」

と全員に一言添えているではないか。

そして一通り配り終えると、早々に搬出の準備、バンを入り口まで回してくるという完璧な仕事っぷり。

できるな、Karl。

どの業界でもやっていけるぞ!メイクマネーだKarl!
と伝えておいた(笑)

 

そしてこの日は俺にとって衝撃的な事が起きた。
waterweedのライブを終え、UNIFORMSが始まるまでの時間に外でタバコを吸っていると
その日のプロモーターのおじさんが話しかけてきて、UKで好きなバンドはいるか?と聞かれた。
俺はSNUFF、LEATHERFACE、MC4が好きだと伝えた。
するとおじさんは「ちょっとついて来い」と、POP RECSの隣にある薄暗いスタジオの中へと入って行った。
恐る恐るついて行くと、はっきりとは聞き取れなかったが
LEATHERFACEの◯◯ってアルバムはこのスタジオでレコーディングしたんだぜ、と。

え??マジで!?お、おじさん何者?笑

 

そして倉庫のような場所に入れてもらい、色々なものを見せてもらった。
LEATHERFACEの好きなアルバムは?
と聞かれたのでMUSHと伝えると
GILDANのダンボールの中からMUSHのジャケがプリントされたシャツを取り出し、俺に手渡してくれた。

いやいや、おじさん何者なん???笑

ポケットにしまっておけ!みんなには内緒だぞ!と言われたが、嬉し過ぎたのでブログに書いてしまっている始末だ(笑)

いや、それにしてもおじさん何者なん?と聞いてみると

このスタジオとLITTLE ROCKET RECORDSっていうレーベルをLEATHERFACEのベースのGraemeがやってて
そのスタッフをやっているらしい。

さっきGraemeとは喋っただろ?と。

え??LEATHERFACEのベースおったん?笑
全然気付かんかった。笑
そういえば、会場入りした時にCDをくれたおじさんがいた事を思い出し、すぐにリュックからそのCDを取り出して確認した。
よく見てみるとGraemeがやってるもう1つのバンドMEDICTATIONのCDとLEATHERFACEのThe Stormy PetrelのCDだった。

いやいや、俺Stormy Petrel持ってるし!泣

その後写真を撮るくらいしか時間がなくて全然喋れなかったが、帰国後にフェイスブックで色々な思いを伝えた。
何を隠そう、前回のLEATHERFACE来日大阪編は新神楽で行われ、俺は照明を担当していたのだ(笑)
ツアーポスターに全員のサインを書いてもらい、まだ大切に保管している。

GraemeはLEATHERFACEと言っても最近のメンバーやし、これまでのソングライティングには関わってないけど
大好きなバンドのメンバーには違いない。
そんな人と彼らの地元で再会できて、話もできて、ライブも褒めてもらえて
俺は何て素晴らしい経験をしているのだろうか。

っていうかSunderlandってだけで気を張っておくべきだったな。

メンバー全員にLITTLE ROCKET RECORDSフーディーもプレゼントしてくれた。
waterweedはガチガチのペアルックでSunderlandを後にしたのであった。

ありがとう、Sunderland。

 

2018.04.23(Mon) THE STAR INN / Guildford UK

今日はDARKOの地元Guildfordでライブ。
Robの家から車で15分くらい。
ってことでManchesterで寝れなかった分を取り戻すくらい寝まくった(笑)

会場入りして今日は久しぶりにサウンドチェックをした。
その後はオープンまで時間があったので併設してあるバーでまったり。
UKに来て初めてフィッシュ&チップスなるものを食べた。
美味しくなかった(笑)

コーヒーを飲みながらみんなと談笑しているうちにぞろぞろと人が集まって来た。
いざ、オープン。

今日はDARKO、Close To Callとの3マン。

Close To Callは地元の若手ポップパンクバンド。
ボーカルがイケメンでスタイルも良くてめちゃくちゃモテそうなやつだった。

そしていよいよDARKOの出番。
地元で観るDARKOもまた格別だった。
じっくりと分析しながら観たが、やはりみんな技術もあるし華もある。
これからめちゃくちゃ売れたらいいのになーと切に思う。

お客さんはお世辞にも多いとは言えないが、DARKOが温めてくれたフロアで俺たちも気持ち良くライブができた。
LockjawスタッフのLesleyも来てくれた。
DARKOの初来日時に一緒に来ていた紫色のアフロヘアの女だ。
MURASAKI BROCCOLI!と茶化したらそれがツボだったらしく一生笑っていた(笑)

ツアーのオフ日だったFAIR DO’Sのメンバーも遊びに来てくれていた。
やたら背のでかいやつがいて、聞くところによるとDEAD NECKのAndyの兄弟らしい(笑)
二人してでかい(笑)

そして今日もナオが来てくれた。
彼がいるだけで安心感が違う(笑)
こっちで売ってる日清のカップ焼きそばを差し入れで持って来てくれた。
マジでありがとう、ここぞって時に食べるわ(笑)

UK編が終了した。
Robがついて来てくれるのは今日まで。
明日からのヨーロッパ編はDARKOのもう一人のギタリストChrisとその彼女であるJoとバトンタッチ。

ありがとうRob。
Manchesterでの駐車場事件ではぶん殴ってやろうかと思ったけど(笑)
本当に頼りになるやつで俺たちのことをUKで広めようと必死になって動いてくれた。
DARKO、Lockjaw Records共々、これからもよろしく。
また会おうぜ。

今日はChrisとJoの家に宿泊。
ナオも付いて来てくれた。
ってことで早速1つカップ焼きそばをいただいた(早)
求めていた日本の味に全員が感動。

ChirisとJoの愛犬Kibaが可愛かった。

こっちの人はみんな犬飼ってるなーと思いつつ、明日からのヨーロッパツアー中のKibaの世話は大丈夫?と聞くと

DARKOのボーカルDanが毎日来てくれるらしい(笑)
DanがKibaに餌をあげてる姿を想像して笑ってしまった(笑)

JoはDanの妹なので、すなわちChrisはメンバーの妹と付き合っているのだ。
なんと言うプレイボーイ。
やらしいやっちゃなーと肘でつついたら「アァ??」と言われた(当たり前だ)

俺がこいちゃんやヒロシの妹と付き合うって考えたらマジでありえない(笑)
絶対に嫌だ(笑)

 

明日は早いのでシャワーを浴びてサクッと就寝。

ありがとう、Guildford。

 

2018.04.24(Tue) Bobble Cafe / Lille FR

ナオと日本での再会を約束し、バンで港へ。
UKからフランスまではフェリーでドーバー海峡を横断。

フェリーが出るまで時間があったのでサンドウィッチとコーヒーを買って朝食。
外に出て少し目を離した隙に俺のサンドウィッチがカモメの野郎に奪われた(笑)
一瞬の出来事だった。
すぐに追いかけ、カモメを追い払い、確認すると食パンの真ん中を口ばしで貫かれていた。
何と言う、、、俺のサンドウィッチ、、、
覚えとけよ、カモメ。。。
ChrisとJoが大笑いしてた。
覚えとけよ、、、

さぁ、いよいよUKとお別れだ。
名残惜しいが、まだツアーは折り返してもいない(笑)
あと7本あるのだ。
ふんどしを締めなおして、いざフランスへ。

 

フェリーに揺られること2時間、フランスに到着。
港から車でさらに2時間で今回の会場があるLilleという街に。

今日は昔から親交のあるBare Teethの企画。
Gregとは彼が前にやってたFAST MOTIONでも日本で一緒にやっているし、たまに日本に遊びに来た時に会ったりもしていた。
今回のツアー直前のPUNK RULES OKAY TOURでも東京編に出演していたし、今回彼の地元Lilleでライブをするのを楽しみにしていた。

Gregが来るまでまだ時間があるとのことなので街をブラブラ歩いた。
その間に大げさではなくて100個くらいのう◯こを発見した。
フランスはう◯こがたくさん落ちているという噂は聞いたことがあったが、まさかこれほどとは、、、。
そんなフランスのう◯この数に衝撃を受けながら会場入り。

 

Bobble Cafeはゲームセンターの奥にバーとステージがある面白い会場で、
日本のゲームがたくさん置かれていた。
というかマリオカートの液晶を見ると日本語だった。
そして何よりも100円玉が使えるらしい(笑)

最初はゲームセンターのお客さんしかいなかったが、スタートくらいにはたくさんの人が押し寄せた。
やるやんGreg。

トップは地元のBig Death Amegoというハードコアなニュアンスも取り入れたヘヴィーグランジバンド。
フランス語のMCで、おそらく「もっと盛り上がれ!」と言った直後からフロアがモッシュ!モッシュ!モッシュ!

フランス語分からんから突然モッシュに巻き込まれてびっくりした(笑)

そして次はBare Teeth。
日本で観た時よりもアグレッシヴで良いライブだった。
お客さんもみんなシンガロングしてて、地元で愛されているバンドだ。
やるやんGreg。

それからwaterweedの出番。
MCで話すフランス語を頑張って覚えて挑んだが、これがまた難しい。
大学時代、外国語の選択授業でフランス語を選考していたにも関わらずだ(笑)
もっとちゃんと勉強しておけば良かった。。。

過去の自分の行いに若干後悔しながらも、「ボンソワール!!」と勢いよく叫ぶと「オォォォォ!!!」と返って来るではないか(笑)
曲終わりには「メルシーーー!!」言うといたら大丈夫じゃ!笑

終始、大盛り上がりの中終了。
めちゃくちゃ楽しかった。

終わってからみんなと喋っていると、フランス在住の日本人の女性がいたり、アニメで日本語を覚えて少し喋れる人もいた。
みんな日本が好きなのね。

話していて特に印象的だったのはBLOODAXE FESを観に日本まで行ったやつだ。
観た中でもこのバンドが最高だった!と熱く語りながらスマホで撮影した画像を見せてきた。
それはPALMのステージだった。
さすがっす。世界のPALM。
9月にヨーロッパツアーするって言うてたで!って教えてあげたらめちゃくちゃ興奮してた(笑)

一見メタラーの彼とはTHE FLATLINERSの話で盛り上がった。

地元のカメラマンのおじさんがYouTubeにアップするインタビューを録りたいと言ってくれた。
どんだけ使うねん!ってくらいの照明を持ち込んでいて、さながらビッグアーティストのようなインタビュー(笑)

そして謎にインタビュアーに抜擢されたヨースケ(笑)
俺たちに英語で質問し、俺たちの日本語を英訳すると言う荷が重すぎるミッション(笑)

そんなグッダグダなインタビューはYouTubeにアップされているので興味がある人はチェックしてみてください(笑)

見所としては、YouTubeの自動字幕起こし機能による俺たちの無茶苦茶な英語である(笑)

今日はBare TeethのギタリストTitouanの家に泊めてもらうことに。
帰国してから気付いたが、Bare Teethのアー写のみんなで入ってる風呂はTitouanの家の風呂だ(笑)

シャワーを引っ掛けるやつが無くてめちゃくちゃ苦労したのを思い出した(笑)

 

ありがとう、Lille。

 

 

2018.04.25(Wed) Lola / GRONINGEN NL

オランダ上陸。
Groningenという聞きなれない地名。
オランダは自転車大国。
Groningenは自転車保有率が世界一らしい。
人の数よりチャリが多いと言われるほど(笑)

歴史のある街並みと程良い都会感、このツアーで一番肌に合う土地のように感じた。

ライブハウスでオープン前に食事を出してくれた。
なんと中華丼。
もちろん日本のそれと比べれば味は劣るが、久しぶりの「とろみ」に一同感動。
片栗粉最高。
美味しかったです。ありがとう。

今日はスロベニアのSTART AT ZEROとアイルランドのNO MATTERとの3マン。
みんなMPFに出演する流れでユーロツアーを組んでいるらしい。

NO MATTERは男女混合の4ピース。
NOFX, THE RAMONES, GREEN DAYに影響を受けたというポップパンクバンド。
メンバーがジャンプするたびにステージが前に動くハプニングもありつつ(笑)
お次はSTART AT ZERO。
ギターのJureは厚切りジェイソンに似過ぎ(笑)
ギターボーカルのGasperは雰囲気があってカッコ良い。
ドレッドせこいなぁ。
ステージ前に機材をかまして動かないように工夫をしてジャンプしまくり(笑)
ていうか動くステージて何(笑)

最後はwaterweed。
出番前、外で目を疑うような青年を発見。
waterweedのオフィシャルマーチストア限定カラーのフーディーを着ているオランダ人である(笑)
聞くと、海外の通販を購入代行してくれるサービスを使ったという。

そういえば、過去に商品を発送する際
購入者が外国人で住所も外国だが、発送先は日本の業者っていうのがあったような、、、

まさかオランダに発送していたとは。

聴きたい曲はある?と聞くと
「え!そんなんめっちゃ困る!!
えーーー、、むずいなぁ、、でもRevelationは絶対聴きたい!
あの曲でwaterweedを好きになったから!
あ、でもBrightestの曲はいっぱい聴きたい!いや、Monologueも!いっぱいやってくれ!」

と興奮気味だったので(笑)
Revelationも含めたバランスの良いセットリストを組んだ。

1曲目からそいつが大盛り上がり(笑)
連れて来た友達もろともめちゃくちゃ楽しそうだった。

終わってからたくさん声をかけてもらってシャツもいっぱい売れた(嬉)

また来たいなぁ、今度はオランダの地元バンドとも一緒にやりたい。

START AT ZEROとは今日でお別れ。
また絶対一緒にやろうぜ。

 

 

ありがとう、Groningen。

 

2018.04.26(Thu) Gives Live / PARIS FR

GroningenからParisまで車でおよそ7時間。
夜走りで移動し、お昼にParis着。
眠いけどせっかくパリに来たしってことで、車を停めて地下鉄で移動してがっつり観光。
パリの地下鉄のドア閉まるのめちゃ早い。
ヒロシが途中でドアに挟まれたりしながら(笑)
観光地に到着。

パリにはあんまりう◯こ落ちてなかったなぁ(笑)

散々歩いて足が棒。
疲れ果てたけど今日はリハがあるので早々と会場入り。

SATANIC SURFERS、F.O.D、GET DEADと対バン。
ヤバすぎる。

今月だけでBELVEDERE、PROPAGANDHI、SATANIC SURFERSと対バンしてるって本当にすごいことだ。
この3バンドに俺がどれだけ影響を受けたか。

今日の会場はかなり大きい。
楽屋にはがっつりケータリングもある。
さすがSATANIC SURFERS。

リハ中、全然いつもより小さい音しか出していないにも関わらず、
サウンドマンにベースの音を下げろと言われた。
PAブースの横に音量を測る機械が置いてあり、◯◯(デシベル数)より下にしろと言われた。
今日のヘッドライナーはSATANIC SURFERSだから彼らより小さい音でやらなければいけないらしい。
中音はドラムしか聞こえない(笑)

別に日本人だからって意地悪をしてるようには感じない。
音量のこと以外はとても親切な対応をしてくれた。
おそらくそれが普通なのだろう。
ヘッドライナーが全て。うん、外国っぽい。
楽屋が別だったり、音量の制限があったり。
それが悔しくてみんなヘッドライナーを目指してやっているんだろうな。
と、思った。俺も頑張ろ。

SATANIC SURFERSのリハはRodrigoがいなかった。
本番まで来ないパターンかなと思ったら俺らの出番前に来てるのを発見したので頑張って喋った。
喋ったせいで本番めちゃくちゃ緊張した(笑)

ベースのAndy(またAndy笑)とはたくさん喋れた。
来月自分のバンドで日本に行くんだと言われ、大阪はあるのか?と聞くと
フライヤーを見せて来て「SINKAGURAって箱だ!」と(笑)
全然知らんかった(笑)
俺働いてるからって伝えたらテンション上がってた(笑)
すごい偶然もあるもんだ。

ってことでトップはwaterweed。
最初からお客さんもいっぱい。
毎度ながら最初はみんな棒立ち。
曲をやっていくうちにほぐれてきて盛り上がっていく。
おもろいなぁ、ほんまに。
緊張したけど楽しかった。

お次はFAT WRECKの新人バンド、アメリカのGET DEAD。
RNRで来日経験もある勢いのあるバンドだ。
メンバーみんなナイスガイで、俺があんまり英語を喋れないのを気遣ってゆっくり喋ってくれるし、
それを面倒臭がらず、何ならとても興味を持って接してくれた。
特にドラムのScottはずっと一緒にいてくれて、
タバコ吸いに行こうって誘ってくれたり、ビールを持ってきてくれたり(酒飲めない説明めんどかったからちょっと飲んだ笑)
お互いのバンドとの向き合い方なんかも喋れてすごく良い時間を過ごせた。
俺の英語力でどの程度伝わったか分からないが、少なくともすごく俺と近い考えの持ち主だった。
GET DEADはFATのバンドでwaterweedよりも全然知名度も高いし、国籍も年齢も違うけど考えてることは大体一緒。
素敵なことだ。
またどこかで一緒にやれたらいいな。

そしてベルギーのメロディックパンクバンドF.O.D。
彼らもRNRで日本に来ている。
そう考えたらRNRほんと凄いな。。。
いつもお世話になっております。

Joey Capeも大好きなF.O.D。
彼らの持ち味といえばとにかく美しいコーラスワーク。
3ピース+ピンコーラスという世界的に見ても珍しいスタイルのバンド。
楽器を持たずコーラスに専念するメンバーがいるってだけで絵的にはかなりシュールなのだが
専念するだけあってコーラスは完璧。
極上のハーモニーにメロメロ。
waterweedめっちゃ見たかったのに渋滞で間に合わなかったってさ!笑
出番ギリギリに来てたもんな(笑)
まぁ仕方ないさ。
ベルギーから単発お疲れさま!

そして大トリ、ヘッドライナーはSATANIC SURFERS。
もう始まる前から熱気がすごい。
頭っから名曲オンパレードでステージダイブの嵐。
俺はステージ袖で汗だくになりながら全曲熱唱。
発売になったばかりの新譜「BACK FROM HELL」からも数曲プレイしたが
新曲だろうが御構い無しの盛り上がり。

マジでカッコ良かった。
Rodrigoのマンパワーが半端じゃなかった。
身体中から溢れ出る汁という汁に溺れそうな程のエナジー。
ジス・イズ・ヘッドライナー。
堂々たるステージだった。

私、マーチ大量購入。
本当はTHE USURPERのジャケモチーフの漫☆画太郎Teeが欲しかったのだが(笑)
BACK FROM HELLバージョンに切り替わっていた。
それでも大満足。

ライブ終了後、Chrisからサラッと明日のライブキャンセルになったからと言われた。

どうやらプロモーターがドラムセットを用意できなかったらしい。
※海外は基本的に全ての楽器を持ち込む必要がある。
明日はドラムセットを出演バンドで持ち寄ってやる予定だったが急遽用意できなくなった為、開催できないと。
用意するにはお金が必要で、そうするとwaterweedに払う予定のギャラが払えないと。
日本人の感覚だと「うん、それでもキャンセルはダメだ!ギャラがなくなってもいいからやろう!」となるのだが
あっちの感覚だと「え?そんなのナンセンスだ!やる必要がないね!明日はデイオフだ!」ってなるみたい。
俺はやりたいと伝えたが、その気持ちは通らなかった。
違う会場でライブができないかFacebook上でRobが問いかけてくれたりしていたが、今のところ進展は無し。
どこかしらでライブができたらやろう!ってことで話はまとまった。

突然のキャンセルで驚いたが、ひとまず今夜の宿へ移動。
プロモーターのスタッフをしていた女性の家に泊めてもらった。
しかも超綺麗なでっかい一軒家。
晩御飯も作ってくれて、コーヒーも淹れてくれた。
シャワーも快適。
寝る部屋も広々。
久しぶりにメンバーと離れて寝れた(笑)
「この家にあるものは全てあなたたちのものだと思ってくれて良いからね」
と泣けるくらい優しい言葉を頂き、感動しながら寝袋にイン。

ありがとう、Paris。

 

2018.04.27(Fri) 移動 / Hamburg GER
キャンセルにはなったがとりあえず今夜の宿があるドイツまで移動することに。
出発前、パリに一風堂があるという噂を聞いてChirisとJoに軽くジャブってみるも、見事に撃沈。
相手にされず移動開始となった。

ドイツまでGoogle mapで9時間。896km。

なんだかんだで12時間くらいかけて移動。
移動につぐ移動。
とにかく移動。
夜中に到着。

疲れ果てた。

ちなみに夕方くらいまでは「もしかしたらどこかでライブができるかもしれない」というChirisの言葉に一同は動揺しまくっていた(笑)

今日はKNRD festのオーガナイザーAndi(スペルは違えどまたアンディー笑)の家に泊めてもらうことに。

Andiが帰ってくるまで時間があったので家の近くにあったピザ屋で腹ごしらえ。
500mlより大きいサイズの瓶ビールが100円。
俺はコーラを手に取ったがビールより高かった(笑)

やっぱドイツはビールが安い。
水よりビールの方が安いと言う噂は本当だった。

Andiが近くのバーに連れて行ってくれた。
城下町のような、まるで映画のセットのような場所でおよそ100人くらいが地べたに座り込んでビールを飲んでいる(笑)
俺は酒を飲まないので早く帰りたいなーと思っていた(笑)

Andiは優しくて超イケメン。
ツアーバンドを泊めるのも慣れた感じだった。
ルームメイト?かなんかの一緒にいたやつめっちゃおもろかったけど名前聞くの忘れた。

ここでナオにもらったカップ焼きそばの残りを消費。
ソースが恋しいんじゃ。

 

ありがとうAndi。おやすみ。

 

 

2018.04.28(Sat) Music Bar Lira / Valasske Mezirici CZ
さてチェコ2デイズがスタート。
今日は未だに読み方が分からないValasske Meziriciという街(笑)
Hamburgから車で9時間。
基本的にUKとヨーロッパは高速料金が無料。
チェコは高速を利用するのに1週間単位で乗り放題のステッカーをガソリンスタンド等で購入し、フロントガラスに貼るというシステムっぽい。
 ていうか日本くらいか、こんなに高いのは。
日本は世界一高速料金が高い国なんだとか。
本当に羨ましい。
昔ちょろっとだけ適用されてたETC土日1,000円の頃は良かったなぁ。
どれだけツアーしても余裕で払えてたもんなぁ。
今なんてETCめちゃくちゃ高い。
謎だった道路公団民営化のシワ寄せや、そもそもの日本の地理的な問題もあるのだとは思うが、
何とかならんもんかねぇ。。。

と、日本の高速事情についてイラついているうちに、Valasske Meziriciに到着(笑)
めちゃくちゃのどかな街だ。
今日の会場は川沿いにポツンとたたずむバー。
外のベンチに座っていると、会場のスタッフがご飯を持ってきてくれた。
トマトスープとパン。
お肉みたいなものが入っていたが、小麦粉で作ったお肉もどきらしい。

オーガナイザーはKRANGというバンドのStan。
KRANGもRNRで来日経験もあるスケートパンクバンド。
KRANGは出演できなかったみたいだが、地元のバンドが3つ出演してくれた。
みんなチェコ語で歌っていて、聞いたことのない言葉過ぎてとても不思議だ。
日本語ロックならぬ、チェコ語ロックである。
ガレージパンクバンドや、パワーポップバンドなど様々なバンドがフロアを盛り上げていた。

今日はトリ前の出番。
チェコ語を頑張って喋ろうとしたが、難しすぎて諦めた。
スマホをマイクに近づけてGoogle翻訳さんにMCをしてもらった(笑)
「トイレはどこですか?」
でめっちゃウケた(笑)

最後に写真撮影しようと言われたので集まっていると
「イエローマンと撮影だぜ~」みたいな感じでディスられた。
この日はあんまりシャツが売れなかった。
難しい。

今日はStanの家に泊めさせてもらうことになった。

到着したのは超豪邸。
でっかい庭にBBQをするところがあった。(ウィンターBBQ専用の部屋もあった)
大きいキッチン、漫画部屋にゲーム部屋。(ゲーム部屋にはゲーセンにあるようなでっかいアーケードゲームもあった)
ゲスト専用部屋には二段ベッドが2つ。
完璧かこの野郎。
風呂にはバスタブもシャワールームも別々であるし、何よりサウナがあった(爆)
でっかい家に可愛い犬2匹と美人の嫁さん。
バンドやってるやつの中で恵まれてるランキング1位だ。

だんだん腹が立ってきた(笑)
夜な夜なヨースケとキッチンに忍び込み、大量のパスタを茹でてペペロンチーノを作って食べてやった(笑)

ありがとう、Valasske Mezirici(読めん)

 

2018.04.29(Sun) Cross Club / Prague CZ
Stanの家を出ていざPragueへ。
車で4時間くらい。

今日の会場はスチームパンクな世界観で溢れていた。
まるでゲームの世界に入り込んだような空間。
外観もステージやフロアもどこを見ても面白い。

今日のオーガナイザーVítekと合流し、併設されたレストランへ。
◯◯円までならどのメニューでも食べて良いよと言われたので(値段は忘れた)ギリギリ一番高いやつをオーダー(笑)
めちゃくちゃでっかいスペアリブが出てきた。
久しぶりに肉!って感じの肉を食べれた。
テンション上がって写真撮るの忘れてた。

腹ごしらえをしてイベントスタート。
今日はチャージフリーのイベントで地元のMEOW!さんと2マン。
気がつくと人がいっぱい集まっている。
基本的に悪そうなやつばっかり(笑)
どこに行ってもアレのにおいがする(笑)

そういえばUKでめちゃくちゃお世話になったナオが彼女とヨーロッパ旅行中で、今日はちょうどプラハにいたらしく会いに来てくれた。
UKに続き、ヨーロッパでもナオに会えて嬉しい。
ここまでくるとwaterweedの追っかけみたいになっているが(笑)
早く日本でも会いたいものだ。

フロアはMEOW!がトップからめちゃくちゃ盛り上げている。
俺たちもそれに続いてステージへ。
1曲目から最前の若者たちが大盛り上がり(笑)
サクラでも用意されているのだろうか?(笑)
何をやってもすごいリアクションが返ってくる(笑)
飛び跳ねたり、ヘドバンしたり自由すぎ(笑)

ステージは暑すぎ、酸素無さすぎで死にそうになりながらもライブ終了。

たくさんの人に観てもらえたし、マーチも売れたし、最高の夜だった。
終わってからたくさんの人に声をかけてもらってみんなとゆっくり談笑。

終演後は悪そうなやつらがさらに増えていて、
何を言われても「イエス!!」しか言わない(言えない)こいちゃんが
謎のカプセルを渡されそうになっていた(笑)

冷静に周りを見渡すとマジでヤバい奴らばっかりだったので今夜の宿へ移動。

今夜はなんとこのツアー初となるゲストハウスに宿泊!(笑)

シャワールームには「ALL BODY!」的な名前のボトルが1つ。
髪も体もコレ1本!みたいなうたい文句が書かれていた(笑)
明らかに無理がある(笑)

ベッドは人数分あったので広々と寝れた。

おやすみ。

 

ありがとう、Prague。

 

2018.04.30(Mon) Burning Ramp Festival / Augsburg GER
ゲストハウスのモーニングを食べて移動。
Augsburgまで車で4時間半くらい。
今日はいよいよ最終日だ。

昼過ぎに会場に到着すると、外でスケートランプを組んでいるところだった。

最終的にコレを全部燃やすというオールナイトフェスティバル(笑)
謎すぎるけど面白そうだ。
楽屋にはケータリングでベジカレーがあったのでたくさん食べた。
飲み物も一生フリー。
助かるー。。。

出店もあったり、犬や子供達もたくさん居て町内のお祭り的な雰囲気。
ライブが始まる頃にはたくさんのお客さんやスケーター、BMXライダーも集まってお祭り騒ぎ。

どのバンドもめちゃくちゃ盛り上がっている。
モッシュ、ダイブの嵐。
4バンド中俺らはトリ。大丈夫か?(笑)

中も外もパンパン。
人で溢れかえっている。
すごいフェスやな(笑)

3バンドが終わり、ゾロゾロとみんなが外に出て行くのでついて行くと
今からランプを燃やすらしい。
バーニングからの、waterweedさんおねがいしゃす!!って感じらしい(笑)
大丈夫か?(笑)

まずはファイヤーダンスおばさんがバーニングの儀式のようなことを30分ほど(長いわ)
それから一気に着火!!!
バーニングランプに続々とインするスケーター、BMXライダー達。
狂っている、、、(笑)

脇には念のための消防車が待機している。
ただ、消防士さんもテンション上がってて、燃え盛るランプの写真をめちゃくちゃ撮っていた(笑)

近くにいるだけで火傷しそうなくらい熱い。
と言うかヨースケは撮影に必死になりすぎて軽く火傷していた(笑)
カメラマン根性、流石っす。

バーニングランプたる所以をまざまざと見せつけられ、いよいよwaterweedの出番。
セッティングをしていると外で散々盛り上がっていたやつらも続々と中へ入ってきて、フロアはパンパンになった。
1曲目からみんなフルモッシュで大盛り上がり(笑)
最高かよ(笑)
Ashes演奏中にはChrisがステージに上がり、ヒロシのマイクを奪って全力で歌っている(笑)

そういえばチェコで「Ashesのサビの歌詞を教えてくれ!あの曲は最高にファッキンクールだ!」って言うてたな(笑)

シンガロングしたのちにフロアへ飛んでいき、Chrisは消えていった(笑)
深夜2:00にも関わらずみんな元気過ぎ(笑)
MC中、調子に乗ったドイツ人が3つショットグラスを持ってきた。
緑色で、絶対に優しくないであろう謎の酒だ(笑)
ここで飲まないわけにはいかないってことで気合いで飲み干し、無理やり次の曲へ(笑)

ツアー最終日にふさわしい最高の夜を過ごすことができた。
みんなのおかげっす。ありがとう。

 

ライブ終了後も朝までパーティーは行われた。
燃え盛るランプを見ながら酒を飲むドイツ人と日本人3人(笑)
ヒロシはテキーラを飲まされてもう潰れて寝ている。
ヨースケは俺らのライブでiPhoneを落とし、モッシュに巻き込まれ壊れてしまったらしいが何故か楽しそうだ(笑)
こいちゃんは日本語しか喋ってないのにドイツ人と楽しそうにコミュニケーションを取っている(笑)
そんなクレイジーなパーティーは朝5:00まで続いたのであった。

明日のミュンヘンからの帰りの便は夕方発なのでゆっくり寝れると思っていたのだが
おそらくChrisとJoの都合で朝8:00に出発するらしい。

とりあえず今日はこのまま楽屋で寝させてもらえることになったので少しだけ仮眠。

ありがとう、Augsburg。
ありがとう、Burning Ramp Festival。

 

2018.05.01(Tue) -05/02(Wed) 帰国

朝8:00前に起床。
メンバーは爆睡している。
ソファに座って寝落ちしたので体が痛い。

祭りの後の静けさを感じながら外に出てみると、5~6人がまだ火に当たっている(笑)
もう消えかけているにも関わらず、
「まだいける!なんか燃やせるもの持ってこい!」
って必死になって燃やしていた(笑)
そこらへんの椅子を破壊して火に投入していた(笑)
クレイジー過ぎる。

そんなクレイジー集団の1人が俺に気付いて声をかけてきた。
どうやら朝ごはんを作ってくれるらしい。
ありがたいなぁ。

時間もなかったのでサンドウィッチをコーヒーで流し込み、お礼を言って会場を後にした。

空港までは1時間程度。

Chrisはズタボロ。Joが運転してくれた。

空港でChris、Joともお別れ。
めちゃくちゃお世話になった。
本当にありがとう。
寂しいなぁ。

ミュンヘン空港にて朝10:00。
俺たちが乗る便は16:55発。

 

・・・9時間も何すりゃええんな!!!笑

体力0の日本人4人。
そういやドイツらしいもん食べてないなーってことで
力を振り絞ってソーセージ探しの旅へ。

ミュンヘン空港はめちゃくちゃでかい。
中々見つからない。

第1ターミナルと第2ターミナルの間に大きな広場みたいなところがあって
ソーセージの移動販売車を発見。

全然何が書いているか分からなかったので「スタンダードプリーズ」とオーダーした。
ブツ切りの美味しそうなソーセージだが、それを台無しにするくらいのカレーがかかっていた(爆)
こりゃあもうカレーじゃ。
カレーの味しかせん。

ブーブー言いながらもお土産を買ったりベンチで休憩したりマクドナルドを食べたりしながら時間を潰し無事搭乗。

ミュンヘンからドーハまで5時間半。

メンバー、ヨースケはここで寝ていたが俺は気合いで映画を見て目を覚ましていた。
現地時間で朝6:30にドーハ着。
ここで約8時間待ちである。
店はほとんど閉まっている。
何もやることはない。
ここでも俺は気合いで起き続け、最後のフライト11時間をワープすることに成功。

無事、日本に帰って参りました。
アイスコーヒーうまぁ。。。。

 

 

まとめ(長いよ笑)

念願のUK/EUでのツアー。
今回のツアーは特にリアルだった。

ライブをして、車での移動中か行く先々でお世話をしてくれる仲間の家で寝袋にくるまって寝て、移動して、みんなでご飯を食べて、ライブをしての繰り返し。

疲れ果てたし、うまくいかない日ももちろんあったけど、良いライブをすればそれだけのリアクションが返ってくるしシャツも売れる。
終わってから声もかけてもらえる。

それこそがリアルだと感じたし、俺の求めていた海外ツアーそのものだった。
疲労感も相まって、「あー、海外でツアーしてるなー」って全身で感じることができた。

だからこそ行きたかったのだ。

目の色、髪の色、肌の色も違う。
言葉も、思想も、育ってきた環境もまるで違う。
それでもみんな同じようにハードコア、パンクロックを愛していて、それを求めている。
俺が作った音楽に反応してくれる。
それがどれだけ嬉しいことか。

音楽で繋がっていくのが目に見えて分かった。

 

 

ここで少しだけ話を遡る。
UKに行く1週間前のことだ。

waterweedはカナダのBELVEDERE、UKのDARKO、ALMEIDAと共にJAPAN TOURを行なった。
BELVEDEREはwaterweedを結成した当時から影響を受けてきたバンドで、そんなバンドと一緒にツアーをできるなんて夢のようだった。
RNRのおかげで全箇所帯同できることになり、各地素晴らしい夜を過ごすことができた。
ライブが終わるとすぐに移動で中々メンバーとコミュニケーションをとる時間がなかったのだが、
甲府は終演が早かったこともあり、みんなでアフターパーティーをすることになった。
誰もがBELVEDEREのテーブルに行くのを躊躇している中、勇気を振り絞って単独で突撃した。

俺は挨拶程度の英語しか喋れない。
そのくせに英語で歌っている。
何故なら英語詞のパンクバンドを聴いて育ったし、それが自分らしいと思っているからだ。
でも、少なからず日本人が英語で歌うことに対するコンプレックスのようなものをずっと感じたまま活動してきた。

ギターボーカルのSteveは拙い俺の英語に嫌な顔一つせず耳を傾けてくれた。
そこで俺が英語を上手く喋れないことや、それでも英語の歌詞で歌っていることを話し、それについてどう思うか聞いてみた。
するとSteveは少し考えてからこう答えた。

「Music is Music」

このシンプルにも程がある一言に俺は衝撃を受けた。
今までずっと引っかかっていた劣等感が全て洗い流されていく感覚だった。
俺が一人でグッときていると続けざまにSteveはこう言った。

「音楽は音楽だ。言語が何であろうがそれは変わらない。
お前はお前の音楽が評価されて、今俺たちとツアーを回っているんだろう?UKにも行くんだろう?
お前が英語を喋れないことなんて何の問題もない。
俺とお前は音楽で繋がったんだ。」

全てを聞き取ることはできなかったが、このような内容だった。

何という経験だ。
憧れ続けてきたバンド、そのフロントマンからこんな言葉をかけてもらえるとは。
ほんの数十分だったが話ができて本当に良かった。

翌日、ツアーファイナルの新宿ACB。
Steveはwaterweedの出番終わりにステージ袖で
「You’re good man!」
と言いながら力強く抱きしめてくれた。

「セ、センキュー、アイムスウェッティー、ソーリー、、、」

ベースのJasonにも「You’re best singer in Japan!」と言われた。
お世辞でも嬉しい言葉だ。

BELVEDEREを好きで良かったと心の底から思った。

 

 

そんな経験後のUK/EUツアーだった。

Steveの言葉は確実に自信に繋がった。
そのおかげで俺はまた強くなれた気がする。
あの夜がなかったらUK/EUツアーはもしかしたら大失敗していたかもしれないと思う程だ。
各地で俺の英語の発音を褒めてもらえたし、声が好きだとたくさん言ってもらえた。
「お前のダミ声が好きだ!」というやつと「いや!クリーンが最高だ!」と揉め出す始末(笑)
結果、こいつは最高のシンガーだ!って仲直りしていた(笑)

Steveの一言、UK/EUで声をかけてくれたみんなの言葉。
全てが繋がって俺の宝物になった。

とにかく楽しかったし、良いリアクションをもらえたってこともあって
これまで日本でライブをやりまくっていたことに少しだけ疑問を抱いたりもした。
国内のライブはもう少し減らして、海外にもっと力を入れた方が良いのかもしれない、と。

ただ、帰国後すぐに初上陸の盛岡でライブをした時に心の中ですぐに撤回した。
いや、MCでも言ったかもしれない(笑)

日本にもまだまだ行ったことのない場所があるし、何度でも行きたい場所がある。
まだ見ぬみんなに会いに行きたいし、何度でも会いたい人がいる。

なんて腑抜けたことを考えていたのだろうか。

一人脳内会議をした結果、俺の中で辿り着いた答えはこれだ。

「日本も、海外もどっちも攻めまくる」

ジャイアンみたいなことを言っているが(笑)
本当にそう思った。

あのタイミングで盛岡に行けて良かった。
俺が今までやってきたことは間違ってなかったんだと、みんなに気付かせてもらえた。
これからも自分を信じて、みんなを裏切らない活動をしていこうと心底思った。

 

締めなのに話題がコロコロ変わって申し訳ない(笑)

 

とにもかくにも初めてのUK/EUツアーは本当に素晴らしい経験になった。
Lockjaw Records、Rob、Karl、Chris、Jo、Lesley、ナオ、各プロモーター、お世話になった各地のみんな、ライブを見てくれたみんな、日本から応援してくれていたみんな、RNR、Maximum10

本当にありがとうございました。

長すぎるツアーログを最後まで見てくれたあなたもありがとう。

どうやらwaterweedはまだまだカッコ良くなれそうです。

 

ありがとう、Brightest UK/EU tour。



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